逢來里シヅカについて

逢來里シヅカについて

米・麦・大豆・漬物で
みんな幸せな日本の食卓を。


有機農産物を作り、お届けすることにより、難病患者や特定疾患患者の方々の役に立つことをしたい。病気の痛み・苦しみを知り、好きなものを食べられない・好きなことをできない辛さを知っているからこそ、何か自分にできることがあります。

プロフィール

志塚 淳 SHIZUKA JUN

逢來里シヅカ(AGRI-SHIZUKA) 代表
有限会社シヅカ漬物 専務

1985.01 有限会社シヅカ漬物の二男として生まれる
2007.01 特定疾患クローン病と診断される
2007.03 千葉大学園芸学部卒業
2009.03 千葉大学大学院園芸学研究科修了
2009.04 有限会社古代米浦部農園にて農業研修
2010.11 北群馬郡吉岡町就農
2010.11 逢來里シヅカ設立
2010.11 有限会社シヅカ漬物専務就任


就農の決意

2010年11月、群馬県藤岡市で米麦・大豆の有機栽培をしている「(有)古代米浦部農園」での1年間半の研修を終え、就農しました。

遡ることその2年前の夏、私は自分自身に賭けてみました。大学院でポストハーベスト工学を学んでいましたが、急遽進路を180度方向転換し、農業を学ぶことを決意したことは、今思えば人生最大のギャンブルだったのかもしれません。それもそのはず、大学在学中に難病クローン病を発症した私は、やせ細り、いかにも病弱、誰の目から見ても農作業は厳しいだろうという状態でした。大学院での研究生活は屋内で大して身体を動かさず、パソコンや実験装置、あるいは学術論文と睨めっこする毎日、さらには休みも無く、深夜まで実験が続くことも多々ありました。多忙ということもあり、食事は数分で食べきれる簡単なものばかりでそれは散々なものでした。運動不足、ストレス、酷い食生活と病気発症の思い当たる要因に囲まれていました。もちろん、体を動かそう食生活を改善しようという気持ちはあったのですが、忙しさのあまりそれもできず、毎晩腹痛に悶える日々が続いていました。そこで、身体・病気のことを一番に考え、将来の道を選択することにしました。

その時に運命的な出会いをしたのが、有機農業・食養で難病ベーチェット病を克服した古代米浦部農園の浦部眞弓さんでした。そして、すぐに研修希望の連絡を取りました。1年半の研修で、浦部社長からは有機栽培技術・心得を学び、眞弓さんにはクローン病とのつきあい方を教わりました。クローン病でありながら、健康を取り戻し、無事に就農できたのは、有機農業の賜物です。

これからは、自分が有機農産物を作り、届けることにより、難病患者や特定疾患患者の方々の役に立つことをしたいと考えています。病気の痛み・苦しみを知り、好きなものを食べられない・好きなことをできない辛さを知っているからこそ、何か自分にできることがあるのではないかと思います。と、言いましてもやはりまだまだ微力な私ですので、支えて頂けたら幸いです。今は【押し麦】【丸麦】【麦茶】になる大麦の栽培を2010年11月に入籍した妻と2人で小さくも力強く取り組んでいます。

来春からは順次、米・大豆各種の他に、野沢菜、白菜や大根などの「(有)シヅカ漬物」で使用する漬物用野菜を作付していきます。出来次第、ご案内いたしますのでお待ちください。将来的には、「(有)シヅカ漬物」の現行商品ラインナップと並行して、有機野菜を使い、化学調味料等を使わず天然由来の材料で漬け込んだ商品や有機米を利用した漬物の開発を考えています。

 2010年11月 逢來里シヅカ代表.志塚淳



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